団塊世代の移住

団塊世代のIターン

◆団塊世代のIターン 地域の宝を生かせ

「団塊の世代」の大量退職時代が、いよいよ始まる。
全国の自治体は、Iターン者の呼び込み策を競い合っている。

県も2006年6月、古座川、白浜、那智勝浦、紀美野、
有田川を受け入れモデル町に指定。
これまでに、県外から計35人が移住を決めた。


各町は専門の担当者を置き、電話や訪問者の移住相談に
応じている。
地元の受け入れ組織が案内や田舎体験を引き受け、
空き家を紹介しているところもある。

自治体が熱心になる背景には、深刻な過疎化がある。
モデル町の一つ古座川は、出生数から死亡数を引いた
人口の自然増加数が4年連続で県内ワースト1位。

小規模な自治体にとって、進行する一方の過疎化は、
町の存続にもかかわる問題だ。
一方で、外から移住してきた人たちが地域に新風を吹き込み、
活性化してくれるのでは、という期待も大きい。

実際、連載「悠々田舎暮らし」に登場した人たちは、
陶芸教室を開いたり、車のない高齢者を病院まで送り迎え
したりして地域に貢献している。

移住を温かく受け入れてくれた地域に、恩返ししようと
いう思いも強いようだ。

しかし、Iターンをめぐる課題はまだまだ山積している。

一つは、手っ取り早い移住先となる借家が不足していること。
過疎地には空き家は目立つが、その多くは老朽化が
進んでいる。

改修しなければ、そのままでは住めない家もある。
持ち主には「よく知らない人に貸したくない」と
抵抗感も強い。


もう一つは、Iターン者と地域との人間関係だ。
その地方独特の習わしや付き合いになじめないまま、
孤立化してしまう人も多い。

紀美野町では、トラブルを避けようと町が間に立って
移住者と地区が協定書を交わしている。
「町内会に参加する」「冠婚葬祭や溝掃除の手伝いをする」
など細かい約束事を守ってもらうためだ。


こうした課題の解決策について、各町の担当者は
「誰でもいいから、すぐに移住してもらいたいわけではない。

希望者はできるだけ時間をかけて、地域と住民に触れてから
来てほしい」と話す。

そんな中、田舎暮らしや農業を体験できる短期滞在施設が
力を発揮している。

那智勝浦町色川では毎年、3000人前後の移住希望者が
廃校舎を利用した「籠ふるさと塾」で体験や実習をしている。

田辺市上秋津では、後継者不足に悩む農家らが、廃校舎を
使った滞在型体験施設の建設を目指す。

 
空き家の確保にしても、短期滞在施設の運営にしても、
自治体と受け入れ側の住民を巻き込んだ仕組みが欠かせない。

モデル町でさえ「他県と比較すると、まだ職員も住民も
町ぐるみでという意識が足りない」というのが実情だ。

とりわけ、田辺市の施策が遅れている。
合併して広い山間部を抱えているが、せっかく建てた
滞在施設も、4年半で利用者はたったの2世帯だ。

近く発足するという庁内の専門組織が、どういう仕掛けを
つくるのか期待したい。

「団塊の世代」の定年退職が始まる2007年は、都市から
紀南への移住を促進する好機である。

恵まれた土地、豊かな自然を持ち腐れにしてはいけない。
地域の創意工夫が試されている。(U)


AGARA紀伊民報より

日本全国で団塊世代の現役引退者達にお誘いがきています。
うれしくも有り、不安もあり、悩み多き第二の人生です。

多くは過疎化対策の一環として村を上げてのお誘いなのですが
都会で長く生活してきた団塊世代の方々は団体行動(祭事ごと)
に慣れていません。

人とのコミュニケーションが不得意な人は田舎暮らしは
難しいかも?・・・・・・・・・。

           
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