年金問題のQ&A

受給見込み額 08年度から全面通知

「年金は本当にもらえるのか」という不信感を抱く人が少なくありません。

少子高齢化で年金財政が厳しくなったことに加え、保険料無駄遣いの発覚や、国民年金の未納問題などが背景にあります。

 それだけでなく、加入者に対する情報提供が不十分だったことも、年金不信の一因と言えるでしょう。

「将来いくら受け取れるか」の見当がつかないと、老後の生活設計ができません。

 このため、社会保険庁は、情報提供の拡充に取り組んでいます。

50歳以上で希望する人に対しては、厚生年金と基礎年金
(国民年金)の見込み額を通知するサービスを実施しています。

基礎年金番号などを伝えると、加入記録に基づき、50歳代なら60歳退職を前提に、年金額を試算します。

社会保険事務所の窓口のほか、社保庁ホームページ(http://www.sia.go.jp/)からも申し込むことができます。

 ごく大まかな見込み額は、社保庁ホームページの「年金額簡易試算」で知ることができます。こちらは60歳未満の人が対象で、50歳未満でも利用できます。

 また、社保庁は2004年から、58歳になった人に対して、年金加入記録の「お知らせ」を送付しています。

国民年金や厚生年金の加入期間がある人が対象です。

事前に記録を確認してもらい、受給開始の手続きをスムーズにするためです。

ただし、ずっと共済年金に加入していた場合、記録を社保庁で把握していないので、送付されません。

 このほか、ホームページ上で事前に登録すれば、自分の加入記録を確認できるサービスもあります。

 08年度からは、60歳未満の加入者(ずっと共済加入の人は除く)を対象として、毎年の誕生月ごろに、年金に関する個人情報を通知する「ねんきん定期便」が導入されます。

通知されるのは、加入期間と保険料の納付実績、これまで払った保険料に応じた受給見込み額などです。

 これに加えて、50歳以上の人には、60歳まで今の年金制度に加入して、保険料を払い続けた場合の年金見込み額も通知されます。

35歳、45歳、58歳時の通知には、過去の勤務先名など、さらに詳細な加入履歴も記載されます。

 定期便は、一部が先行実施されます。
35歳時の通知は、今年4月以降に誕生日を迎える人を対象に、今月から発送が始まります。

45歳と、55歳以上の人への通知は、今年12月から実施される予定です。

 自分が納めた保険料に応じて、毎年きちんと年金が積み上がっていることがわかれば、年金不信も少しは解消されるかもしれません。

特に、若者層が、年金制度への関心と理解を深めることが期待されます。(林真奈美)

by(2007年3月12日 読売新聞)

           
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