年金問題のQ&A

元妻が再婚したら年金は返ってくる?パートT

◆標準報酬を分割するとは?

年金分割によって分割する標準報酬とは、厚生年金の
被保険者が加入中に受け取った賃金のこと。

つまり年金分割とは、婚姻期間中に稼いだ賃金総額の
記録を分割するというものだ。

社会保険事務所に情報提供の請求をすると、50歳以上で
あれば分割した場合の年金見込額を試算してもらえる。

50歳未満であれば年金見込額ではなく、夫婦それぞれの
婚姻期間中の賃金総額だけが知らされる。

『年金分割のための情報通知書』というお知らせの中の
『対象期間標準報酬総額』の欄がそれだ。

夫婦それぞれの標準報酬総額(以下、報酬総額)を合算して、
最大で2分の1、すなわち夫婦の賃金が同額になるまで
分割できる。

例えば、婚姻期間中の夫の報酬総額が1億円、妻が2000万円
だったとしよう。

夫婦の報酬総額は1億2000万円なので、夫婦それぞれが
6000万円の報酬総額となる。

妻に働いた経験がなく賃金総額が「0」であれば、合算で
1億円なので、最大で5000万円ずつの報酬総額となる。

◆2008年4月以降の期間の按分割合は常に2分の1

2008年4月1日から始まる「第3号被保険者期間の分割
(以下3号分割)」の場合、夫婦間の合意は不要。

第3号被保険者である妻からの一方的な請求によって、2008年4月以降に妻が第3号被保険者であった期間の夫の報酬総額を、自動的に2分の1に分割する。

ただ、自動的に分割といっても、分割の対象となる期間が短いため報酬総額は少ない。

年金額に与える影響は微々たるものだ。

合意分割で按分割合を決めた場合でも、2008年4月以降の第3号被保険者期間については3号分割したものとみなされる。

つまり、2008年4月以前の婚姻期間の報酬総額の
按分割合が2分の1より小さくても、2008年4月以降の期間に
ついては2分の1となるのだ。

ところで、第3号被保険者の届出は、2002年3月までは、本人が行う必要があった。
現在は夫の会社が行うことになっている。

このため、第3号被保険者であるにもかかわらず、届出を忘れて保険料未納の扱いとなってしまっているケースがある。

届出漏れに気づいて手続きをしても、通常は最大で2年前までしか第3号被保険者期間とみなされない。

ただし、救済措置として「第3号被保険者の特例届出」というものがある。

やむを得ない事情があると2年より前の期間にさかのぼって
第3号被保険者期間に認められる。

パートUに続く

           
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