団塊世代

団塊世代の力を地域に!(4)

主催者側には、能力のある団塊世代が地域に戻ってきて、自ら何かを企画して活動してくれるのではないかと思っている節がある。

はっきりいって、そんな人はひと握りしかいない。別に、これは団塊世代に限らず、どの世代も同じだろう。団塊というだけで、過剰な期待は禁物なのである。

では、どうすればいいのだろう。そもそも、リタイア世代の地域での具体的な活用策が行政側にないことが問題なのではないか。

だから、いつまでもイントロや入門編ばかり提供することになる。そろそろ具体的な方法を示して「これをやってくれる人が必要だ」と呼びかけてもいいのではないだろうか。

今、そうした柔軟な戦術も少しずつ見え始めている。
■同世代が企画・運営する意味

先日、60代の知人から、新しい仕事が決まったというメールを
もらった。
新職場は埼玉県の「団塊世代活動支援センター」。

団塊世代を中心とした人たちに「新しい生き方、働き方」の啓蒙運動をするための講演やセミナー、イベントを企画して実施する仕事だという。

メンバーは8人。この3月まで県職員でその後再雇用された人に、外部から採用された人が加わった。

ほとんどがリタイア組の非常勤。「自分の人脈を使って、どんどん企画を作ってくれ」と言われたそうだ。

「こんな形でご奉公ができるとは思っていなかったので、嬉しい限り」と弾んだ内容のメールだった。

そういえば、新聞で見た覚えがあると探してみたら、日付は不確かだが、日経の記事が見つかった。

それによれば、埼玉県には団塊世代が約40万人いて、全国で4番目に多いとか。県雇用対策課の声として「経験が豊富な団塊世代の力を借り、埼玉県の活力アップにつなげていきたい」と書いてある。

「団塊世代活動支援センター」の活動内容は講演やセミナーの開催と、さほど目新しいものではない。

団塊世代の支援センターや専用相談窓口の開設自体、今では珍しくない施策だ。

ただ、従来なら、自治体や社会福祉協議会がプランし運営していたことを、同じ世代のリタイア組の手に委ねたことがポイントである。

支援「する側」と支援「される側」が当事者同士なのだ。

この両方の立場がはっきり分かれている活動は、これからは、あまりうまくいかないのではないだろうか。

まさに、“埼玉のエキスペリエンツ 団塊の8人”が、これから同世代に向けて、アドバイスだけでなく、地域に根ざしたリアリティのある活動の提言ができれば、この試みは成功だといえるだろう。

by「団塊消費動向研究所」
続く

           
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/46531676
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
           
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。