団塊世代

団塊の「品格」と「風格」

◆意思のない群れのようなネーミングを返上しよう!

“団塊”の定年が始まって1カ月が過ぎ、街中で新米定年が
所在なくうろついている。

 できることなら、私は“団塊”について触れたくはなかった。

なぜ“団塊”ばかりが注目され、施策が設けられるのか。

「団塊+age 2.0」の私は、おかげでいい迷惑なのだ。

傍(はた)からは一緒くたにみられ、扱われながら、定年延長などの施策からははじかれ、権利は得られない不公平な状態に置かれているのだ。なぜ差別されるのか分からない。

 声を大にして叫びたい。

 「我らに救済の道を!」
そもそも、名付け親と言われている堺屋太一氏の、他は(特に自分は)問題ないかのような、“団塊”の世代は特別であるかのような分類が問題なのだ。

これこそが元凶である。“団塊”は、たまたま人口がその世代で大きめに膨らんでいるだけで、“団塊”そのものには何の問題は無い。

人口が多いことへの社会システム的な準備不足、問題視など、外の環境にこそ問題があるのだ。“団塊”なる呼称を返上しようではないか。

およそ“団塊”という世代ほど、「品格」「風格」から遠い世代は無いと見られているのではないか。

 “団塊” ――意識的に拒否する矜持(きんじ)を持つ事すらできないかのようだ。群れたアフリカのヌーのように、鼻息荒く蠢(うごめ)いているように見られる。ライオンですら、団塊の群れが移動し始めたらじっとするしかない。

 団塊とは、そんなふうに感じられてしまう、恐ろしいネーミングであり、言霊である。「馬鹿にするな」と声を上げようではないか。

 「品格」「風格」については、「団塊+age 2.0」の私も同様に持ち合わせてはいない。あたかも群れる野生動物として受け止められているだけに、上記のように見られてしまうのであろう。

 周りから注目され、論じられるようなその「自由で豊かな」生き方は、多分言われるほどに特別なものでも、大したものではないだろう。

 ほんの一部の“持てるもの”や、“浮かれた連中”は勝手にさせておけば良い。

多くの人の現実はむしろ、自らの日常生活もままならない老父母を抱え、30歳を過ぎても自立しないパラサイトの子供や、離婚の不安を抱える――そんなものではないか。

定年延長制度の恩恵にあずかる人はほんのわずかで、再就職は極めて厳しい。自らの体力の衰えや、健康の不安も感じる。

そして何よりも老後を過ごすには十分とは言えない資産……
人並みに悩みは深いのだ。

 それで「品格」「風格」を持てだと? 

何をバカな! 

私も共有するルサンチマン(同世代意識)である。

 だからこそ、である。

深い悩み、それとの対峙(たいじ)・格闘を裡(うち)に秘めながら他に対する慮(おもんぱか)りを示す余裕を持ちたいものである。

これこそが「品格」であろう。

 そして孫子の代へツケを回さない、先を見て現実の問題を論じ、積極的にその解決に関わり続けること。それが求められているのではないか。

環境、年金、教育等、テーマは多々ある。

その中で、私は敢(あ)えて次の問題を提起しよう。

 日本人には、海外派兵や集団的自衛権に、違憲意識の後ろめたさがある。それじゃ憲法を変えてしまおう。

「国民の総意」を得るのがネックなら、それを容易に得られる仕組みを作ろうというのは、短絡的で、歴史意識を欠いた子供のやり口である。

家系的怨念をはらそうという執念に燃えた坊々と、それを支えるネオコン集団の思惑に引きずられているのが現実である。

 われわれ世代は、その事に気付いていて、自らの意見として明確に「NO!」と言い放ち、実行できる、最後の世代である。

念のために言っておくが、私はあらゆる政党と無縁である。
ましてや「無党派」などではあり得ない。

 せっかく国や会社のくびきから解き放たれたのであるから、青春の時代に純な思いに燃えたころの自分の正直な「思想」を思い出し、行動に移そうではないか。

 団塊大量退職の今こそ、その時代と今とを歴史的につなぎ、一貫させる時である。これができて初めて、われわれを含めた非・団塊の“after還暦世代”は「風格」を獲得するのだ。
(藤木 修)
by「オーマイニュース」
http://www.ohmynews.co.jp/news/20070428/10575

           
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/46531697
※言及リンクのないトラックバックは受信されません。
この記事へのトラックバック
本当にその保険でいいのですか?
私も営業マンの端くれです。他社の保険加入者には、 弊社への切り替えをおすすめしますし、弊社の契約者 であっても、弊店に切り替えてくれないかなあ、と 思ってみたりします(^^) そんな活動の一環として..
ブログ名保険代理店プロデュース・ワン〜活動日誌〜

           
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。